2020年4月27日(月)
【日銀の金融政策決定会合】が開催された。

80兆円の国債買入枠の上限を撤廃し、必要なだけ金融緩和を実施するという姿勢は基本的に評価したい。
企業の資金繰りの懸念が出ている中でCPの買入枠も拡大させることも評価したい。

80兆円の枠に対して枠はまだまだあるのに意味がないというのは私も同感だが、それでもこの危機に対して無制限に緩和するという姿勢は良い。

CPの市場はそれほど大きくない中で、日銀の買入の割合が元々それなりに大きい中で、増やすのは市場の規律から不健全ではないか副作用があるのではないかとの指摘もあり私も同感だが、流動性供給の方が大切。

先日の政府の108兆円の経済対策は実は真水の部分は16.7兆円。年末の補正予算の未消化の6.4兆円、財政投融資12.5兆円なども含めて真水の39.5兆円と報道されたりしたが、マスコミの不勉強で実はたったの16.7兆円。納税猶予なども評価はしているが事業規模などを含めるのは間違い。それを訂正しないマスコミは本当に酷い。

金融政策については、内容が事前にリークされたりもして、円安にならずに材料出尽くしでむしろ小幅円高にもなった。いずれにしても日銀はできることはできる枠組みと精神論的で微妙な評価でもあるが前進。

今度はこの危機の中でいくらなんでも粉飾経済対策と呼ぶべき108兆円の財政をどのようにするかということ。黒田総裁の記者会見もネットで生で見ていたが、財政支出は政府が決断するべき事項。

利権のオンパレードの冗談みたいな肉、魚、旅行券。マスクの466億円は中抜きがばれて90億円とか。簡潔に月10万円をとりあえず3ヶ月支給するのがベストだと今も思っている。もちろん消費税の5%への減税も。

各種営業補償などは国の機能不全ぶりと各自治体の強いリーダーシップを見ていると地方に10兆円程度交付金を出して自治体に任せた方が明らかにwise spending かと。火事場泥棒のバラマキや高額所得者へ10万円や30万円の批判は国の分断にもなるので、年末に所得税で還付されるような公正な形にすれば良いだけ。ベーシックインカム的・給付付き税額控除的にすれば良い。

日銀審議委員で尊敬している片岡剛士さんがなぜ今回の緩和案に反対したのか(何となくはわかる)、中身をしっかりと精査してみたい。

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO58528280X20C20A4000000?s=3&fbclid=IwAR1ZKZuWl1jrrzVMFzJrIdYoOMHHZiMsGC20MN8ZnUZ5q06_XcI8V5n0zaw
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